田舎と都会の調和
独立仕立ては、”日本の情緒ある良い物を人々に伝えていく”
という旗を揚げて活動をしていた。
田舎が大きなマーケットのニーズに合わせた物作り=マッチング事業の推進やいくつかの実績も創ったけれど、
6年目に入り世界と日本の都会と田舎を行き来し感じたことは、
生活者(消費者)にもこれからは田舎が田舎であるためには、不揃いの商品を受け入れて購入することが
求められるだろうし、形ばかりが綺麗な物には疑いを持つべきだと思う。
自然=ナチュラル(かっこよすぎないもの・オーガニック・ビオ)の魅力が詰まった田舎。
田舎には美学がたっぷり詰まっている。
農畜産物同様に、
生活者のニーズのエゴばかりに応えていては、生産者側や環境が壊れてしまう。
色々な行き来を通してもう地球や地域環境も限界なのかもしれない。
生産者ばかりが悪いのではない、生活者も便利ということももう一度考え直す時代である。
今、必要なのは
お互いの良い悪いもなく、受け入れ認め合うこと。
そして無理をしないということなんだと、当時の僕とは違うマインドの持ち方になってきた。
完璧なんてない。
こうしたい!!という気持ちは自己責任にはならない。
こうする!!という意思で踏み込むことは、責任がある。
当時は伝えていきたい!という前者(他力本願)で、
今は伝えていく、自己責任(自力本願)で歩んでいる。
この両者の違いは未来を形作る上で非常に大切であると
今回の、北九州ー群馬ー神奈川(葉山)ー岐阜ー京都ー大阪ー京丹後のfood-tripで感じてきた。
いつどうなるか分からない時代サイクルに入った今、
リスクヘッジというよりは、
リスクを追わないと次のステージには入れない。
「何かをしたい」ともがく読者は、
今やっていることをきっぱりやめることで新しい道が開けるのではないだろうか。
頭で守ることを考え過ぎてもこのやりたいということは達成できない。
失敗もない。成功という幻想を描きすぎるから怖いのだと思う。
全ては経験に過ぎない。人にどう思われようと関係ない。自分の人生なんだから。
僕は責任を持って歩み、
自己を尊び、
エキサイティングに
ナチュラルに生きていく。
梅雨明けが待ち遠しい。
aquaをお届けします。
By 旅するシェフ・石川進之介
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